訪問歯科(往診歯科)

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お口の健康ガイド-口腔ケアガイド-

歯の磨き方

ずっと自分の歯でいるための基本として、歯磨きがあります。歯が生え始めて親に磨いていただくところから始まる、一生続く生活習慣です。
しかし、いくら毎日規則正しく磨いていても磨き方が間違っていると、その効果は薄れてしまいます。正しいブラッシング方法と注意点を知っていただき、効果の高い歯磨きを実践してください

歯磨きの効果

正しく歯を磨くことで、虫歯予防歯周病予防口臭予防などに効果があります。「お口の健康が重要な理由」もご覧いただき、健康を意識した歯磨きを実践してください。


歯磨きのタイミング

食後少し時間をおいて、30分以内を目安に磨くのがよいと言われています。もし、一日の間で食後に歯磨きができない場合でも、寝る前だけは必ず入念に磨くように心がけてください
細菌の繁殖を抑えてくれている唾液の分泌が、寝ている間はすごく減少するためです。寝てる間に歯や歯茎がむしばまれるのはイヤですよね。


ブラッシング方法と効果

代表的なブラッシング方法に下記の4つがあります。どれか一つというわけではなく、組み合わせてお口の中全体を綺麗に磨きあげましょう。


スクラッビング法

スクラッビング法 イメージ図歯ブラシを歯の側面に垂直にあてて振動させる、歯磨きの一般的なブラッシング方法です。ただ、大きくスライドさせるのではなく一本づつ入念に磨いていくことが重要です。(一ヶ所あたり30回程度が目安です)

フォーンズ法

フォーンズ法 イメージ図軽く上下の歯を噛み合わせ、その表面を円を描くように歯ブラシを動かします。汚れの掃除効果は低いですが、子どもでも簡単に行える磨き方です。

ローリング法

ローリング法 イメージ図歯茎に歯ブラシをあて、歯の側面に沿ってなでるように磨きます。歯茎への刺激が少ないため、歯茎の弱い方に最適な磨き方です。

バス法

バス法 イメージ図歯と歯茎の間に45度の角度で歯ブラシをあて、小刻みに振動させるブラシイング方法です。歯周病予防に効果的な磨き方です。

磨き残しが多い場所と対策

歯の位置によっては歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多い場所があります。歯ブラシルートを決めてその場を通る時には意識して磨くようにしてください。

一番奥の歯の裏側

一番奥の歯の裏側歯ブラシが届きにくかったり、磨く力が届かずに磨き残しが発生します。見た目にも分かりにくいため放置されがちで、虫歯になって気づくことも。
<対策>意識して歯ブラシの先端をもぐりこませ、念入りに磨きましょう。磨いた後にデンタルミラーや舌でぬめりなどがないか確認してみましょう。


奥歯の噛み合わせ溝

奥歯の噛み合わせ溝歯ブラシが当てやすく一番磨きやすそうですが、奥歯の噛み合わせ溝は深く磨き残しが意外と多い部分です。
<対策>すこしブラッシングの力を強めて磨くようにしましょう。磨いた後は鏡を使用してチェック。上の歯は見づらいのでデンタルミラーを使って定期的にチェックしましょう。


前歯の裏側

前歯の裏側と磨き方横にした状態の歯ブラシでは、裏側の反っている部分に届きにくく磨き残しが起こります。
<対策>歯ブラシを縦にあててかき出すように振動させます。前歯が虫歯になって削ることになると、見た目にも影響してきます。上下の前歯の裏側は入念に磨きましょう。


歯と歯の間

密に隣りあった歯の間は一見綺麗に見えても、隙間の奥に磨き残しがあり見えないところで虫歯が進行するケースが多いです。
<対策>ローリング法で入念にかき出すこともよいですが、歯間ブラシやデンタルフロス・糸ようじのような歯間専門の用具を使うこともお勧めです。


歯と歯茎の間(歯周ポケット)

歯と歯茎の間磨き歯周ポケットにたまった歯垢の細菌が、歯周病を引き起こすため意識してケアを行っていただきたい部分です。
<対策>バス法によるブラッシングと毛先の細い歯ブラシの組み合わせが有効です。歯周ポケットにたまった汚れをかき出すイメージでブラッシングしてください。

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